読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

読んだ

「アンソロジー カレーライス!!」

昨年読んだ「アンソロジー お弁当」に続いて、カレーライスの方も借りてきました。 daichiiii.hatenablog.com カレーライス大好きです。家でも毎月1回大量に作るし、外食でも食べます!!カレーを作っておくと、仕事から帰ったら温めるだけで晩ご飯にできるか…

若林正恭 「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」

FC2から移行してきて最初の記事です。過去の記事もちゃんと読めてるといいんだけど。 突然ですが「しくじり先生」というテレビ番組が好きです。先生役で出演されるタレントさんの豪快なカミングアウト話が面白いというのもそうなんだけど、一歩間違えたら嫌…

「アンソロジー お弁当」

「男はどうだかしらないけれど女なら、自分の過去にあるおにぎりの影をたどると、誰しも大抵ちょっとした一代記の材料になるのではないかと思ふ。(中略)おにぎりで女一代記はわけなく書けさうである。白い飛び石のやうにおにぎりは女の過去に散在してゐる…

原田マハ 「楽園のカンヴァス」

ずいぶん前に人から勧められていた小説。 やっと読めました。名画と画家にまつわる謎解きということで、アクション・シーンのない「ダヴィンチ・コード」のような。 プロローグとエピローグは(私と同年代の)日本人女性の視点で描かれていて、この女性は地…

今野敏 「転迷」

テレビドラマで先に見ちゃった話ですが、、好きなシリーズなので読みました。登場人物の中で一番ドラマ版のキャストで再生されるのが、竜崎の妻・冴子役だった鈴木砂羽さん。 基本的に竜崎の家族は、自宅のようすも含めてドラマの映像で浮かんできました。何…

宮尾登美子 「序の舞」

宮尾登美子さんの「序の舞」本屋さんが好きでよく行くんですが、置いてなかったんでAmazonで注文しました。日本画家、上村松園をモデルにした女性の一代記。 女性が画家を志すということ自体が非常識とされた明治初期に、強い信念で画家の道を志した津也と、…

乃南アサ 「一番長い夜に」

芭子ちゃんと綾さんのシリーズの完結編。 この二人のシリーズを読んでて引き込まれるのは、季節感があること。 店先に並ぶ品物や晩御飯の献立、自転車を押して歩きながら吐く意気の白さや、窓辺に射す光などなど。 それらのおかげで、芭子と綾香の間にある親…

潮博恵 「古都のオーケストラ、世界へ! ──『オーケストラ・アンサンブル金沢』がひらく地方文化の未来」

去年出版されて以来、気になっていた本です。古都のオーケストラ、世界へ! ──「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来(2014/09/12)潮博恵商品詳細を見る図書館で借りて読みました。 少なくとも年に1、2回、多い年はもっと聞きに行ってい…

宮尾登美子 「めぐる季節を生きて」

宮尾登美子さんが亡くなられました。 今まで美しい物語を生み出してくださったことに、読者の一人として感謝の気持ちでいっぱいです。 まだ読んだことのないエッセイを図書館で見つけたので、借りてきて読みました。めぐる季節を生きて(2002/05)宮尾 登美子…

宮尾登美子 「楊梅の熟れる頃」

久しぶりの更新です。 少し前になりますが、図書館で借りて読みました。 年季の入ったハードカバーは、まだ昭和の頃の第二版でした。楊梅(やまもも)の熟れる頃 (新潮文庫)(1986/03)宮尾 登美子商品詳細を見る宮尾作品の魅力がぎゅっと詰まった13篇の短編集で…

千葉望 「陰暦暮らし」

著者の千葉望さんはNHK「ラジオビタミン」の陰暦ストの人です。 図書館で見つけて借りてきたのですが、「天文学」の棚にありましたよ。 先日「天地明察」を読んだところなので、意味は分かるんですが、本書は内容的に天文学でもないような... ^_^;陰暦暮らし…

冲方 丁 「天地明察」

先日の東京への行き帰り、前から読みたかった冲方 丁さんの「天地明察」を読みました。 天地明察(上) (角川文庫)(2012/05/18)冲方 丁商品詳細を見る天地明察(下) (角川文庫)(2012/05/18)冲方 丁商品詳細を見る江戸時代の初めに行われた改暦の大事業に挑んだ…

今野 敏 「転迷: 隠蔽捜査4」

隠蔽捜査シリーズの文庫本です。転迷: 隠蔽捜査4 (新潮文庫)(2014/04/28)今野 敏商品詳細を見る 私としてはかなり珍しいケースですが、読む前にテレビドラマで見ちゃってたという。 俳優さんたちが皆さん役にはまってて面白かったです。 まあ、ドラマのほう…

池井戸潤 「下町ロケット」

文庫が出ていたので年末年始に読もうと買ったはずが... ほんとに久しぶりの読書になりました。下町ロケット (小学館文庫)(2013/12/21)池井戸 潤商品詳細を見る読み始めたら面白くてあっという間。 池井戸さんの小説っていつもそうですが、主人公の航平をはじ…

乃南アサ 「ニサッタ、ニサッタ」

乃南アサさんの「ニサッタ、ニサッタ」読みました。 表紙を並べると絵が繋がるという装丁は、「風の墓碑銘」の文庫本もそうでしたね。 ニサッタ、ニサッタ(上) (講談社文庫)(2012/10/16)乃南 アサ商品詳細を見るニサッタ、ニサッタ(下) (講談社文庫)(2012/10…

今野敏 「ヘッドライン」

「スクープ」の続編で、今度は短編集ではなくて、1冊で1つのお話です。ヘッドライン (2) スクープ (集英社文庫 こ 28-12)(2013/04/19)今野 敏商品詳細を見る「ニュースイレブン」遊軍記者の布施、布施の上司でデスクの鳩村、キャスターの鳥飼と恵理子、警視…

今野敏 「スクープ」

今野敏さんの「スクープ」読みました。 今野さんの作品はいつも読み始めたら夢中になって止まらなくなります。今回も2冊買って一気読みしました。スクープ (1) (集英社文庫)(2009/02/20)今野 敏商品詳細を見るテレビニュースの遊軍記者、布施を主人公にした…

百田尚樹 「海賊とよばれた男」

今さらながら「永遠の0」を読んでいたく感動した主人が借りてきてくれました。 海賊とよばれた男 上(2012/07/12)百田 尚樹商品詳細を見る海賊とよばれた男 下(2012/07/12)百田 尚樹商品詳細を見る正直前半はけっこうだらだらと読んでいたのですが、下巻でイ…

宮尾登美子 「きのね」

宮尾登美子さんの「きのね」を読みました。きのね〈上〉 (新潮文庫)(1999/03/30)宮尾 登美子商品詳細を見るきのね〈下〉 (新潮文庫)(1999/03/30)宮尾 登美子商品詳細を見る面白かったので2回読みました。 最後の檀ふみさんの解説がまたよくて、読み終えたと…

東野圭吾 「真夏の方程式」

文庫が出て割とすぐに買って読みました。 真夏の方程式 (文春文庫)(2013/05/10)東野 圭吾商品詳細を見る東野圭吾さんの小説ってもっと面白いのも色々あるんだけど〜、、これは期待したほどではなかったなあ。 期待し過ぎ? もっと理系成分が濃いほうが好みな…

宮部みゆき 「ソロモンの偽証」

分厚いハードカバー3冊はけっこうな出費ですが、ゴールデンウイークにレジャーの予定がなかったので、その代わりということで読書を楽しみました。 すごく読み応えがあって面白かったです。ソロモンの偽証 第I部 事件(2012/08/23)宮部 みゆき商品詳細を見る…

中山七里 「さよならドビュッシー」

ラ・フォル・ジュルネでドビュッシーなどフランスの作曲家が盛り上がってたころに読んだ本。 「このミステリーがすごい!」大賞受賞作だそうです。さよならドビュッシー(2010/01/08)中山 七里商品詳細を見るピアノを演奏するシーンに臨場感があって引き込まれ…

近藤 史恵 「エデン」

1ヶ月以上も前の話になりますが、この前東京行ったときに行きの電車で読んでったのがこの「エデン」。エデン (新潮文庫)(2012/12/24)近藤 史恵商品詳細を見る「サクリファイス」の続編になるわけですが、サクリファイスほど怖くなくて、爽やかなスポーツ小説…

今野敏 「初陣 - 隠蔽捜査3.5」

「隠蔽捜査」シリーズの番外編(今はスピンオフっていうんだっけ)の短編集です。 「疑心 - 隠蔽捜査3 -」の前日譚も収録されています。 文庫で出ていたので、さっそく買ってきました。初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)(2013/01/28)今野 敏商品詳細を見る今野さ…

東野圭吾 「使命と魂のリミット」

東野圭吾さんの医療ミステリー。 というか、病院を舞台にした小説です。使命と魂のリミット (角川文庫)(2010/02/25)東野 圭吾商品詳細を見る病院に届けられた脅迫状、犯人の狙いは一体...?! 東野さんの小説で楽しみなのは、犯人役だったり探偵役だったり、色…

乃南アサ 「すれ違う背中を」

12月の貴重な3連休ですが、最後はコタツで本を読んで終わりました。すれ違う背中を (新潮文庫)(2012/11/28)乃南 アサ商品詳細を見る「いつか日のあたる場所で」の続編にあたります。 刑務所に服役していたという過去を持つ2人の女性が、何とか自分の居場所を…

今野敏 「同期」

大好きな「隠蔽捜査」シリーズや「ハンチョウ」シリーズや「リオ」の樋口警部補シリーズの、今野敏さんの文庫を買ってきましたよ。同期 (講談社文庫)(2012/07/13)今野 敏商品詳細を見るこちらも警察小説です。 「同期」っていうタイトルがいいですよね。 同…

佐々木譲 「警官の血(上・下)」

「竜馬がゆく」を読破した後、何冊かの本を読みかけては挫折していたのですが、こういうときは一気読みできる警察小説に限る、ということで、前から読みたかった「警官の血」を買ってきました。 思惑通り一気読みになりました ^ ^;警官の血〈上〉 (新潮文庫)…

司馬遼太郎 「竜馬がゆく」

今まで何となく読まずにきた「竜馬がゆく」をついに読みました。 面白かったです! 文章も読みやすかったし、出だしからなにやら爽やかなチャンバラ小説風で、ぐいぐい引き込まれました。 実際、休みの日は1日1冊以上のペースで読んだこともあったし、全8冊、…

浅田次郎 「日輪の遺産」

じっくり時間をかけて読めそうなものを... と読み始め、 少し読んでは休み、読んでは休みして、読了まで1ヶ月以上かかってしまいました。 日輪の遺産 (講談社文庫)(1997/07/14)浅田 次郎商品詳細を見る終戦前後とバブル崩壊後、2つの時代を行き来しながら、…