読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

久坂部羊 「無痛」

またまた現役医師で作家シリーズ。
帯には「外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師が、犯人を追いつめる!」の文字。

無痛 (幻冬舎文庫 く 7-4)無痛 (幻冬舎文庫 く 7-4)
(2008/09)
久坂部 羊

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エグかった。。
読むんじゃなかった。。
読み始めたら止まらなくなって、最後までガマンして一気読みしちゃったじゃないか。。

優秀な外科医のオペシーンのある小説とかは私の好むところですが、アブノーマリティっていうんですか、異常性のあるのはダメなんです。ほんとカンベン。

現代の医療が抱える問題・・・医者の慢心や患者のワガママや、混合診療の問題や、医療の限界
それから刑法39条の問題。
そういった問題提起が織り交ぜられてるのに、スパイスとして効いてこないんです。
グロテスクな描写ばかりが迫ってきて。
ホラー小説?!

そういうのが得意な方、我こそはと思わん方はぜひチャレンジを。
私ゃもういいです。