読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

万城目学 「鴨川ホルモー」

家に買い置きしてあった文庫本。
ちょうど映画化されている作品です。


鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
(2009/02/25)
万城目 学

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最初の頃は「青春!」「仲間!」「恋!」なテーマがキツイかも・・・と思っていましたが、「その五・京大青竜会ブルース」あたりから俄然面白くなり、最後まで一気に読んでしまいました。
ラストは「若さっていいなあ。。」てな気分になりました。
もちろん、珍妙なタイトルのとおり奇想天外で笑えるところがたくさんあります。

ところでやっぱり気になるのは登場人物たちの名前ですよね。

主人公の安倍は、言わずと知れた平安期の陰陽師安倍晴明
安倍の友人の高村は、六道珍皇寺の井戸から冥界に出入りして閻魔大王の補佐を務めたとかいう歌人で学者の小野篁
スガ氏は元祖・怨霊、菅原道真でしょう。
早良さんは、やはり崇りで有名な?早良親王
坂上は坂上田村麻呂、鬼退治の伝説が残っています。

・・・と、ここまでは想像できました。
一応、国文科でしたので。
(特に小野篁はレポートのネタ作りのために六道珍皇寺の井戸まで見に行ったっけ)

じゃあ、ライバル芦屋は?!と調べると、いるんですねー。
それも安倍清明の宿敵で、実際に式神対決までしている蘆屋道満
じゃあ、楠木ふみは??
ちょっと調べたけれど、楠木正成しか思いつきませんでした。
武将ですが、何つながりでしょうか?
名軍師なのだそうです。
うん、ちょっとリンクしてるかな。

脱線失礼。