読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

有川浩 「空の中」

裏表紙の「すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント!!」の文言と、恩田陸氏絶賛というカバー折り返しの紹介文で思わず買ってしまった1冊。

空の中 (角川文庫)空の中 (角川文庫)
(2008/06/25)
有川 浩

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たしかに面白かった!!

第一印象は長編アニメーション映画にありそうな設定だな、というもの。
(実際、作者は影響を受けているのでは…と思います)
つまり、
少年と未知の生物との偶然の出会いと交流。
上空2万メートルに潜む「秘密」。
未成年が一国の存亡の鍵を握る存在になってしまうこと。
それとは別の、思春期らしい懊悩。。

上手いなと思ったのは主要な登場人物たちの設定とか配置とか。
真ん中ぐらいで(読んでて)胸をえぐられるような痛みを感じましたが、読後感は決して悪いものではないです。
読まず嫌いはもったいない。
本読みにも、普段あまり本を読まない人にもお勧めしたいです。