村上春樹 「海辺のカフカ(上)」
「1Q84」で世間が盛り上がっているときにピントがずれてて恐縮ですが、「海辺のカフカ」を読んでいます。
村上春樹の小説(長編中篇短編...)で唯一未読で残ってましたので。
本日上巻を読了しました。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫) (2005/02/28) 村上 春樹 商品詳細を見る |
面白いです。
今くらいの季節に読むにはちょうどいいですね。
だって怖いし。。
「目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。」のあたり、怖いよー。
愛猫家の村上氏も、こんなくだり、書いてて辛かったろうなあ。。
もちろん、美味しそうな食べ物もいろいろでてきました。
柔らかい白いパンにスモーク・サーモンとクレソンとレタスが挟んであるサンドイッチ。
うどん、パンケーキ、スピナッチ・ラップ、炊き込みご飯と里芋の煮物、焼きなす、キュウリの酢の物、卵焼き。
うどんは、昔「村上朝日堂」シリーズか何かで読んだ、村上氏が本場の讃岐うどんを食べに行った話を思い出しました。
あと、先日の「オタマ騒動」のとき、誰かがネットに「海辺のカフカか?!」って書き込んでいましたが、読んでみてやっと意味がわかりました。
なるほどー。