佐藤多佳子 「一瞬の風になれ(3)」
いよいよ完結編。
3年生になった新二や連たち、春高陸上部の挑戦を、どきどきしながら、感動しながら読み終えました。
いいですねー。
誰かれ構わず大きな声で薦めてまわりたくなる・・・なるほど、本屋大賞を取るわけです。
中高生が夏休みに読むにもちょうどよさそうです。
一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫) (2009/07/15) 佐藤 多佳子 商品詳細を見る |
特に大事件が起こるとかではなくて、新二や連やチームメイトたちが高めあいながら目標に向かって駆けていくのが爽やかで、いつまでも読んでいたくて、読み終えたときはちょっと不機嫌になってしまった。。
ものすごくよく練習してるんですよ。この人たち。
きっつーい練習。
そして、色んなことを考えて成長している。
1巻でも出てきた言葉ですが「可能性」を体現しています。
あの連も、新二たちに触発されて少しずつ変わっていき、ますます速くなります。
特に好きだったのが、試合の場面で、チームメイト同士が声が枯れるまで応援しあっているところ。
大声で仲間を応援するって、そんな機会、大人になったらもうないですよ。
なんか、心が洗われました。
途中、奥田民生のイージュー★ライダーを歌う場面がありました。
私も好き。
(顧問の)三輪先生が同年代ですね。なるほど。