読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

第12回世界バレエフェスティバル(Bプロ)

待ちに待った世界バレエフェスの感想です。


パンフレット

当日のプログラムはこちらのサイトを参照してください。

お祭りらしく超絶技巧満載の華やかなステージでした。
もちろん客席も大盛り上がりで、大喝采やどよめきの声が何度も上がりました。

一番びっくりしたのはABTのダニール・シムキンの「パリの炎」。
空中で一瞬止まっているんじゃないかと思うような跳躍。
超高速の回転。
1階のうしろのほうに座っていたのですが、オペラグラスを使わなくても目の前で見てるような不思議な感覚でした。
最後ジャンプしながらマネージュするところでは、もう、無重力状態かと目を疑うような・・・あんなふうに跳んでる人、初めてみました。
(あと美少年だし。)

女性ダンサーではボリショイ・バレエのナターリヤ・オシポワの海賊。
このひとの跳躍もびっくり。
本当に羽毛のようにふわんと跳ぶんですね。
女性なのに空中にいる時間が長い。
着地もポワントの音が全くしない。どんなにパドブレを踏んでも無音。
(音をたてまくりのダンサーもいたのに・・・)
圧巻はグランフェッテ。
フェッテ見て泣きそうになったのは初めてです。
言葉で説明できないんですが、見てて感動しました。

それから超絶技巧といえば英国ロイヤルバレエのタマラ・ロホのエスメラルダ。
アダージオではこれまた見たこともないくらい長いバランスを見せてくれました。
次の音が始まっても、まだキープし続けてる。
パートナーのフェデリコ・ボネッリ、休んでない?
ヴァリエーションのピルエットするとこも、何回転してたんでしょう。
オーケストラの指揮者の人が音を止めて、回り終わるのを待っていましたから。
普通の公演ではあり得ない演出ですよね(笑)

現代作品は暗い感じのものが多くて残念でしたが、よかったのはハンブルク・バレエの2人が踊ったノイマイヤー作品。
それからエリザベット・ロスとジル・ロマンのベジャール作品。
やっぱり本家本元は良いですねー。

全員の感想を書きたいところですが、長くなりますのでこのへんで。

///おまけ///
ミーハーで恐縮ですが、出待ちしててシルヴィ・ギエムさんに握手してもらいました!
拍手のしすぎで手の感覚がなくなってたのが残念・・・。
ポリーナ・セミオノワは頭が小さくてびっくり!
小顔のダンサーは多いけど、この人の顔はあり得ない小ささでした。
小学生の顔より小さい。

楽屋口1 楽屋口2 楽屋口3

さらにびっくりしたのは帰りの電車でルグリさんたち3人のダンサーと同じ車両になったこと。
貴公子も電車で通ってるんだー。
ルグリさん、車内でさっそくファンからもらったプレゼントを開けていました。
嬉しかったのでしょうか。

私も手にパンフレットを握り締めていたのと、熱い視線を送っていたのとでバレバレだったのでしょう、軽く挨拶してもらえたのに、緊張しすぎて何も言えませんでした。