読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

anoukvandijk dc "STAU(スタウ)"

バレエじゃないけど、アヌーク・ファン・ダイク・ダンスカンパニーの"STAU"見てきました。
とっっっても楽しかったです。


STAU(スタウ)
くわしくは

http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=69&d=669

靴を脱いで案内された会場には、四畳半くらいの四角いスペースを囲むようにパイプ椅子が並べられていて、私は迷わず最前列に座りました。

第1部はその狭いスペースで男女2人のダンサーが踊りました。
低いノイズだけのほぼ無音状態で、無表情で踊る(コンテンポラリーダンスってどうして無表情で踊られるのでしょう?)ダンサーの息遣いだけがリズムを刻んでいます。
何せ狭いので、「こりゃそのうち手で頭はたかれるなー」なんて思ってましたが、本当にピントが合わないくらいの超至近距離でダンスが繰り広げられ、ダンサーさんに弄られているお客さんは目を白黒・・・。
ほとんどの人は笑うしかないって感じでしたけど、このお客さんのリアクションもパフォーマンスの一部っていう仕組みです。
私も特等席を楽しみました。

そんな第1部の最後、やっと流れてきたメロディーはディズニーの「イッツ・ア・スモールワールド」。
うんうん、超狭い舞台だもんね。ニヤリ。
と思った瞬間、「小さな世界」が遠いオランダからやってきたまだ20歳そこそこの(に、見える)ダンサーさんたちからのメッセージだと気づき、ちょっと感動して泣き笑い状態に。

そこで、さらに異変が!
係の人がパイプ椅子を片付け始めたんです。

仕方なく立ちんぼ状態になった私たちお客さんの間でダンサーさんたちはなおも踊り続け、それが第2部の始まりでした。

お客さんでいっぱいのフロアをダンサーさんたちは駆け抜け、そこここで踊り、いわゆる「客弄り」は第1部以上に頻繁になり、笑い、驚き・・・ダンサーもお客も一つに溶け合って、もう私も一緒に踊るしかないでしょう、という雰囲気になりました(踊りませんでしたが)。
客弄りですが、お客さんの中にも弄りたくなるキャラがいるみたいで、何度もスポットライトを浴びるはめになってる人もいました(笑)。
なんかパーティーみたいで楽しかったです。
たまに露出狂みたいな人も出ましたし。

最後はダンサーとお客さん全員でまた「イッツ・ア・スモールワールド」をハミングして、1時間あまりの楽しいパフォーマンスは終わりました。

ちなみに私たちの出入りもバックステージから行われ、ちょっとしたパフォーマー気分でした。

と、こんな説明じゃ分からないでしょうから、動画貼っておきます。



http://www.youtube.com/watch?v=4OeeReF8kxI