読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

ラ・フォル・ジュルネ金沢 2010

ラ・フォル・ジュルネ金沢、今年のテーマは「ショパン・ジェネラシオン 1810」。
ショパンをメインにシューマン、リスト、メンデルスゾーンなど1810年代の作曲家を特集しています。

まずは5月1日公演のチケットを買いに行きがてら、公開マスタークラスを見学してきました。
ピアニスト、宮谷理香さんを講師に迎え、将来有望な地元のジュニアたちが指導を受けるというもの。

いやいやジュニアとはいえ皆さんお上手で。
町のピアノ教室のレッスンとは全く別物、音大のレッスンか?と思うくらいのハイレベルな指導を受けている子もいました。
楽しめた要素があと2つ。
「子犬のワルツ」や「別れの曲」といった、誰でも知っているショパンの名曲が課題として取り上げられていたこと。
講師の宮谷さんの解説が、生徒だけに向けられたものでなく、「マズルカとは」など、私たち見学者が聞いていてもためになるお話だったこと。


次にlfj(ラ・フォル・ジュルネ)に足を運べたのは5月の4日。
井上道義さん指揮のオーケストラ・アンサンブル金沢によるメンデルスゾーン交響曲と、ブルガリア生まれの女性ピアニスト、プラメナ・マンゴーヴァさんのピアノコンサートという、2つの有料公演(1500円)を中心に、無料のエリアイベントや交流ホールのコンサートを覘いたり、さらには駅周辺でランチしたりお買い物したりと、1日のーんびり楽しみました。

こちらはエリアイベントの様子。

JR金沢駅コンコース  サロン・ド・ノアン

コンサートやバレエを楽しめるかどうかって、出演者だけでなく客席の雰囲気にも大きく左右されると思うのですが、その点、県立音楽堂のお客さんって素晴らしいなあ、って最近思います。
地方のホールならではの、いい意味での親密さがあるというか、井上さんとOEK(オーケストラ・アンサンブル金沢)の公演なんて、音楽堂がホームグラウンドであることもあり、お客さんたちは自分もOEKの一員であるかのような気分で(笑)。
気取らない雰囲気といっても、もちろんマナーはいいですし、音楽を楽しみたい!という気持ちにあふれていて、私のようなクラシックを聴きなれないものが混ざっていても、充分楽しめます。
(マナーの悪いお客さんが混ざっていると、イライラしますよね)

最後のプラメナ・マンゴーヴァさんのコンサートにしても、マンゴーヴァさんがそれはチャーミングなピアニストであったから、というのももちろんなのですが、お客さんの拍手の温かいこと。
ステージと客席が一体となってピアノの世界に浸れました〜。


lfj 2011年のテーマは「シューベルト」。
室内楽に歌曲・・・これまた期待が膨らみますね。

ちなみに私が聴いてみたい音楽祭はビゼーロッシーニなど明るい南欧の作曲家の特集とか、はたまたプロコフィエフなどのロシアの作曲家の特集とか、フランス印象派というのもいいですねー。


CD 会場で限定販売されていたCDまで買ってしまいました。