佐々木譲 「巡査の休日」
佐々木譲氏の北海道警シリーズ第4弾、「巡査の休日」読みました。
本作でも、今までのシリーズ作品同様、佐伯(&新宮)、津久井、小島といったカッコイイ刑事さんたちが大活躍するわけですが、今回は小島百合刑事が中心となるストーリーでした。
舞台は札幌のよさこいソーラン祭り。
よさこいは石川県から参加するチームもあるくらいメジャーなお祭りで、しかも読み始めたころはちょうど現実世界でもよさこいのお祭り期間中。
タイムリー。
小島刑事は、よさこいで踊るある女性を警護するため、自らも踊りに参加するはめとなり・・・
よさこいチームの熱気がうまく作品に取り入れられていて、そのへんは読んでいて爽快でした。
(またまた、途中でオチの一部に気づいてしまったおかげで、大して緊迫感を味わえなかったわけですが・・・)
もちろん前作「警官の紋章」まで一連の事件のその後の進展もあります。
が、全体的に、シリーズの今までの作品より明るい雰囲気になっていました。
タイトルのおかげか、よさこいのおかげか、女性刑事が中心の構成だったからか。
まだまだシリーズ続編を希望します。
巡査の休日 (2009/10) 佐々木 譲 商品詳細を見る |