司馬遼太郎 「坂の上の雲(八)」
「坂の上の雲」最終巻はほぼ1日で読了。
クライマックス、日本海海戦ですから。
坂の上の雲〈8〉 (文春文庫) (1999/02) 司馬 遼太郎 商品詳細を見る |
面白くて一気に読み終えました。
「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ - 」
海戦の場面って(陸軍の戦闘場面よりも)好きかも。
海戦の場面を夢中で読み進んで、
第一艦隊参謀、秋山真之中佐が「じゅんさん」と呼ばれたところで急に泣きそうになってしまいました。
9月の初めごろに一巻を読み出してから約2ヶ月、明治の青年たちとともに続けてきた長い旅も終わりです。
明治維新まではよく物語の題材にされますが、その30数年後に起こった日露戦争について真正面から書かれた本は初めて読みました。
知らなかったことばかり、想像もしたことのない世界が広がっていました。
歴史とか民俗のありかたとか、色んな色んな見方や考え方ができることを知りました。
初めての司馬作品、読んでみてよかったです。