読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

佐々木譲 「警官の血(上・下)」

竜馬がゆく」を読破した後、何冊かの本を読みかけては挫折していたのですが、こういうときは一気読みできる警察小説に限る、ということで、前から読みたかった「警官の血」を買ってきました。
思惑通り一気読みになりました ^ ^;


警官の血〈上〉 (新潮文庫)警官の血〈上〉 (新潮文庫)
(2009/12/24)
佐々木 譲

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警官の血〈下〉 (新潮文庫)警官の血〈下〉 (新潮文庫)
(2009/12/24)
佐々木 譲

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終戦直後から現代までを舞台に、警官として生きた父子3代の物語です。
敗戦直後の上野や谷中周辺を舞台にした清二編。
きな臭い学生運動の時代に警官となり、最後は父・清二同様に谷中の駐在となった民雄編。
3代続く警官の血を見込まれ、過酷な任務を強いられる和也編。

全編を貫く謎であった清二の死の真相は、注意深く読んでいれば、あるいはこの手の小説のファンであれば、もしかしたら途中でピンと来るかもしれません。(私も分かっちゃいました)
が、最後、どういう終わり方になるのか? という部分が気になり、ほとんどノンストップで読んでしまいました。
もちろん、ラストがどうだったか、読後感がどんなものだったかはここには書きません♪