読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

乃南アサ 「すれ違う背中を」

12月の貴重な3連休ですが、最後はコタツで本を読んで終わりました。


すれ違う背中を (新潮文庫)すれ違う背中を (新潮文庫)
(2012/11/28)
乃南 アサ

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「いつか日のあたる場所で」の続編にあたります。
刑務所に服役していたという過去を持つ2人の女性が、何とか自分の居場所を見いだそうと模索する日々が描かれています。
こういう、日々の何気ない暮らしを描かせたら、乃南アサさんってピカイチだと思います。
家路につく足どり、食事の支度をする手際、ほんのちょっとした細部に絶対的なリアリティが宿っていて、あっという間に物語の中に引き込まれてしまいます。

芭子が新しい仕事を見つけたりなど、新展開もありつつ、例の高木巡査は前作に引き続き登場しますよ。

今度NHKでドラマ化されますが、芭子と彩香役の女優さんが原作のイメージにぴったり。
NHKのサイトを見た感じでは、お話のほうはドラマオリジナルのエピソードが入っているみたいです。