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読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

日本舞踊×オーケストラ

歌舞伎・伝統芸能

昨日のEテレ「芸能百花繚乱」でやっていた、日本舞踊×オーケストラの公演を録画して見ています。

昨日の放送はプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」、ドビュッシー「牧神の午後」、ショパン「レ・シルフィード」の3曲でした。
ストラヴィンスキーペトルーシュカ」、ラヴェルボレロ」も後日放送されるようです)

ロミオとジュリエットはバルコニーのPDDの部分を「歌舞伎風」に。
あー、やっぱり名曲。
拍のウラを取ったりしないところや、メロディの変わり目をきちんと押さえて展開するところが邦楽ふうだなあ、というのは素人の解釈ですが。
それにしても尾上紫さんはバレエのジュリエット同様、少女の面影を残す愛らしさ。
もし本当に歌舞伎で上演されるなら、配役は... と妄想が膨らみます。
そしてロミオが梯子を登ってやってきたのにウケました。
(見えないハシゴですが、私のイメージは縄梯子w)

圧巻だったのは「牧神の午後」。
花柳壽輔さんのお話で、このバレエはすり足など日本のお能の影響を受けているのではないか? とのことでした。
お能?
ニジンスキーは100年前にお能を観たんだろうか?
と思いつつ花柳さんと京舞の井上八千代さんの舞を見て、なるほど! と膝を打ちました。
百聞は一見に如かず、っていうやつですね。
バレエダンサーが踊るとちょっとシュールというか、どう捉えたらいいのやら、、というポーズや足の運び、すべてがぴたっと決まっていて、確かにニジンスキーの中ではこのイメージで振付けたのかも、という実感が。
特に井上さんのニンフ。
全くひとつも無駄のない洗練された所作に惚れ惚れしました。
今度から「牧神の午後」を踊るダンサーはこのビデオを見て研究したらいいと思う。

最後に「レ・シルフィード」。
こちらは女性の群舞を堪能。
バレエも日舞も、長い年月をかけて受け継がれてきた型があり、それをよくお稽古されているからこその、群舞の美しさがあると思う。
顔の付け方、手の上げ下ろし、足の運び、すべてが揃っているから音楽が引き立つんだなー。
アレグロっぽいところとかも日舞ならではの優雅さが失われないような振り付けになっていて、全曲通して楽しめました。


後日放送されるという、野村萬斎さんの「ボレロ」も楽しみです。
野村さんはボレロと三番叟の共通点を指摘されていますが、確かに静から動へと徐々に強くなっていく踊りって(春興鏡獅子とかも)ボレロ式だなあって思っていました。
ボレロは男性群舞が楽しみ。
ペトルーシュカ」は日舞独特の人形振りをバレエと比較しながら楽しみたい。

※ 3/1 放送分は3月8日(金)12:00〜12:58 再放送だそうです。