読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

中山七里 「さよならドビュッシー」

ラ・フォル・ジュルネドビュッシーなどフランスの作曲家が盛り上がってたころに読んだ本。
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作だそうです。


さよならドビュッシーさよならドビュッシー
(2010/01/08)
中山 七里

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ピアノを演奏するシーンに臨場感があって引き込まれました。
「十七小節目で中間部に入り、曲調はホ長調に転じる。急速なパッセージは左手にも及び、同じく右手のパッセージと絡み合いながら螺旋階段のような上下向を形作る。」... みたいな。
主人公が演奏するシーン以外でも、音楽を言葉で表現しているのがすごい。
知っている曲はメロディを思い出しながら、知らない曲は勝手にイメージを膨らませて読みました。
ピアノ好き、音楽好きな人におすすめ。

ただねー、読んでいる途中でオチに気づいちゃったのが残念。
真相が分かったときの驚きを味わいたかったなあ。
「何でこういう設定にしたんだろう? 」ってところを考えてたら分かっちゃった。

この作品は映画化もされたそうです。
主演は朝の連ドラ「あまちゃん」にも出ている橋本愛さん。
そういえば彼女が出ているdocomoのCM(パックのやつ)でドビュッシーの「月の光」が流れていますが、本作の主人公がピアノコンクールで演奏する課題曲がこの曲。


さよならドビュッシー 【Blu-ray豪華版】(2枚組:本編BD+特典DVD/初回限定版)さよならドビュッシー 【Blu-ray豪華版】(2枚組:本編BD+特典DVD/初回限定版)
(2013/08/02)
橋本 愛、清塚信也 他

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