山車、曳山行事っていいよね
昨日のニュースか。天皇皇后両陛下が高岡市の御車山会館をご訪問されたとのこと。
ここは3月の終わりだったかに見学に行ってきたけど、なかなかよかったよ。
お金を払って有料の展示ゾーンに行くときの通路の壁一面が洛中洛外図になってて、気分は安土桃山時代にタイムスリップ! ...いや、ほんとタイムトンネルみたいやと思いました。
昔はお祭りの時しか見られなかった曳山の展示や、伝統工芸の技が詰まった装飾品の展示はもちろん、小さい子と一緒に楽しめる展示もたくさんありましたよ。
ちょっとしたパズルゲームのコーナー、実際に裃や法被を着て記念撮影できるコーナー、ミニシアターなど。
妹とその子供達(2歳6歳)と行ったのですが、平日の昼間だったのでほぼ貸切状態、御車山のドキュメンタリー映像も一緒に見ることができました。
職員の方たちもとっても親切。小さい子がいるからでしょうか。
ところで、この御車山会館がある山町筋界隈、歴史的建造物が立ち並ぶ、いわゆる「重伝建」に指定されているところなんですが、普通に人が生活している街中の通りでもあり、のんびりした雰囲気がいいんですよね。(ただしお子様は車道に注意ですよ。)
金沢ひがし茶屋街も、昔はこんな感じだったなあ。今、京都の喧騒を避けて金沢へいらっしゃるお客様も多いと聞きますが、金沢の観光地もだいぶテーマパーク化してきましたので、高岡、何もないけどお薦めします。
続きまして、ゴールデンウイーク。
城端の曳山祭に行ってきました。
お祭り見てきました。伝統工芸の技も、勇壮な辻回しも、間近で見ることができました。 #城端曳山祭 #ユネスコ無形文化遺産 #unesco #intangibleculturalheritage
これまた豪華な曳山で、金工や木彫、塗り物など見事な工芸品の結晶といった感じです。
日中はまだそんなに人も多くなくて、道も混雑していなかったですし、至近距離で見学できました。
山車を引き回す時に車がギシギシ軋む音なんかもすごい迫力です。
町のおじさんお兄さんが紋付袴をさらりと着こなし、和楽器を演奏して庵唄(民謡)とか唄ってるのめっちゃかっこいい!
城端曳山祭、初めて行きました。精巧な曳山を間近で見て、優雅な庵歌も車輪がギシギシ鳴る音も間近で聞いて、すごく贅沢な体験をしました。金沢からも意外と高いので、また見に来たいです。 pic.twitter.com/ofTBlpTDji
— /*daichi*/ (@4daichi14) 2017年5月5日
さらに小松市のお旅まつりへ。
こちらの見ものは曳山の上で上演される子供歌舞伎です。
子供歌舞伎の役者さんが、どの子もとっても上手で、女形の台詞回しも妙に艶っぽく...(ちなみに女の子が演じてましたけど)
これも、「歌舞伎には型がある」おかげなのですよね。型を身につけることによって、個人の演技力や個性を超えたレベルで表現することができる。
バレエの基本ポジションとかも同じだと思う。
もちろん、型を身につけられるようたくさん稽古してきた子供達の努力あってのものです。
お芝居として、とても楽しく鑑賞できました。
当たり前のように思われるかもしれませんが、すごいことです。
お旅まつりに来ています。 #歌舞伎のまち小松 pic.twitter.com/8ROkq6JfOY
— /*daichi*/ (@4daichi14) 2017年5月13日
神霊矢口渡、思わず見入ってしまった。 #お旅まつり #歌舞伎のまちこまつ pic.twitter.com/cAWsMtY7p0
— /*daichi*/ (@4daichi14) 2017年5月13日
お旅まつりは毎年5月の中旬ですが、ゴールデンウイーク期間中は、石川県七尾市の青柏祭も含めユネスコ無形文化遺産に指定された3つの山・鉾・屋台行事が北陸各地で開催されますので、「東北四大祭りをめぐる旅」みたいな感じで北陸の祭りを周遊するツアー商品なんかがこれから出てきそうですね。