読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

村上春樹 「東京奇譚集」

「世界一ノーベル文学賞に近い作家」と言われてはや○年、の村上春樹さんの小説を久しぶりに読みました。
20代のころに、それこそ短編長編エッセイに翻訳と片っ端から読んでた、思い入れのある作家さんです。

東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
(2007/11)
村上 春樹

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やっぱり面白いですねー。
この人の作品って、昔の説話文学みたいですよね。
教訓が込められてそうで、でも掴めないし、動物が喋っちゃったりするし、街のどこかが異次元に通じてたりするし。
読んでて楽しいです。
そして舞台も設定も登場人物も一見ばらばらなのに、全部最後の「品川猿」に通じてる気がします。
なんでだろ。

そんな私の一番好きな村上作品は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」です。