読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

村上春樹 「アフターダーク」

何や、よく分からん、フシギな小説。
普通、小説っていうのは話が進むにつれて世界が広がってって、それがラストに向かって収束してくもんだと思うのですが。
ラストで焦点を結んで、スッキリして終わるっていう。
私の場合、まだそういう収束が訪れてないです。読み終えたんですが。


アフターダーク (講談社文庫)アフターダーク (講談社文庫)
(2006/09/16)
村上 春樹

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お話というよりは、何枚かのスナップ写真をぽん、ぽんと並べられたみたいな印象。
そうか、写真集みたいなんだ。
どこかで見たことあるような、初めて見たような写真たち。
お互いに有機的繋がりがあるようで、ないような。

あ、つまんなかった訳ではなくて、面白かったです。
浅井マリをはじめとする登場人物たちが身近に感じられたし。

誰かと繋がっていたいものです。
とっても孤独だけれど。
本当の意味で分かり合うことはできないって知ってるけど。
孤独だけれど独りぼっちじゃないって、もう分かるようになりました。
(↑支離滅裂)

気が向いたらまた読み返してみましょう。