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読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

司馬遼太郎 「坂の上の雲(七)」

司馬遼太郎坂の上の雲」、7巻も読了。

坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
(1999/02)
司馬 遼太郎

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奉天の大会戦、決す。

子どものころ、社会科で日露戦争のことを習ったとき、「講和した」という教科書の表記がモヤっとして理解できず、先生に「勝ったんですか、負けたんですか」と訊いた記憶がうっすらとあります。
そのとき先生は「日本は優勢であったけど、勝ったわけではない」というような奥歯にものの挟まったような答えかたをされていたのを覚えています。
坂の上の雲」を読んでいて、その先生の答えが的確であったのだなー、と再確認。

今回はアメリカのルーズヴェルト大統領のくだりなんかも面白かったです。
当時の白人社会で日本人がどのように思われていたのか(これは向こうさんの偏見なのでこちらは卑屈になる必要なし)とか、国際社会で日本人がどのように振舞っていたのか、とか。
ロシア・ヨーロッパ方面での明石大佐の活躍とはまた違っていて興味深い。

興味深いといえば「宮古島」の章に描かれる、5人の島民によるカヌーでの決死の航海。
戦場の一兵卒の描写を見てもそうですが、作者は当時の日本の庶民のレベルの高さを繰り返し強調します。
うん、高級官僚から平民にいたるまで、世界的に見ても日本人ってレベルが高かったんですね。
(って、過去形・・・)


ロジェストウェンスキー率いるバルチック艦隊がいよいよ日本の領海に入りました。
次はいよいよ最終、第8巻。

日本海海戦です。