読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

定期観光バス [京都旅行編1]

定期観光バス特別コース「京の夏の旅」に乗車してきました。
決して安くはないのですが、テーマに沿って効率よく観光地を回れますし、個人ではちょっと思いつかないようなスポットがコースに入っていたり、豪華なランチがついてきたりするのが魅力です。

申し込んだコースは「清盛ゆかりの地をたずねて」。
今年の大河ドラマにちなんだコースですが、大河ドラマはそんなに真面目に見てはおらず。。
三十三間堂が入っていたのでこれにしたという次第です。

それが、大当たり。

行く先々で立派な仏像、珍しい木像を見学でき、非常に満足でした。

まずは奥嵯峨の祇王寺
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苔のお庭がきれいで、ずっと眺めていたいくらい。
平家物語祇王」、薄幸の白拍子が尼僧となり隠棲したという物語にふさわしいたたずまい。
登場人物である、平清盛公、祇王、祇女、母刀自、仏御前の木像が安置されており、間近で拝見できました。
遥か800年以上も経た後世まで祇王や仏御前に挟まれている清盛公の心境やいかに。


続いては北嵯峨は大覚寺
平安時代嵯峨天皇離宮として建てられたのが起こりという由緒正しい立派なお寺でした。
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IMG_0598.jpg 大沢池には観月会のしつらえがされていました。
ここでは「霊宝館」を見学。
平安後期の「五大明王像」が大きく立派で、今にも動き出さんばかりの大迫力。
ちょうど特別公開されていたとのことで、ほんと、見られてよかった〜。


ここでお昼休憩。
高雄もみぢ家の川床で焼きたての鮎など。
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団体客向けの料理だと思い、あまり期待していなかったのですが、いやいや本格的で美味しかったです。


食後は一気に東山区五条通まで移動し(バスの中で寝てしまいました)、六波羅蜜寺へ。
正面は工事中でしたが、、
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ここでも色々な木造を堪能。
国宝・十二面観音像(平安時代)をはじめ、
大覚寺に引き続き大迫力の地蔵菩薩像、広目天像、多聞天像、持国天像(平安時代)、増長天像(鎌倉時代)を堪能。
教科書にも出ていた空也上人像や平清盛像(鎌倉時代)も。


最後は三十三間堂へ。
何度も来たことがありますが、ずらーっと並んだ個性的な仏像を眺めるのは本当に面白い。
あわや集合時間に遅れるところでした。ということでここでの写真はなし。


という訳で、行ってみたら大河ドラマというよりは仏像・木像といったお宝見学を堪能できた夏の旅でした。