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読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

吉田都 x 堀内元 Ballet for the Future

バレエのこと

ずっと大好きな吉田都さんのバレエを見てきました。
それもまさかの地元金沢で。
私自身は最近あまり生でバレエを見ておらず、久しぶりに見たらやっぱりバレエっていいなあ... と大感激しました。

バランシンにに認められ、NYCBでプリンシパルになり、現在はセントルイス・バレエ団で芸術監督も務める堀内さんだけあって、金沢に居ながらにしてアメリカの風を感じられるような、軽やかで華やかな公演でした。
とにかく構成がお見事! 作品の世界にどっぷり浸かることができました。

まず最初は、バランシンの作品で、Valse Fantaisie。
ロマンチックチュチュとグリンカ室内楽というクラシックな組み合わせで、美しいし楽しいんだけど途中からなんか発表会みたいな雰囲気に、、いかにもバランシンという感じなんですけど。チャイコフスキー・パドドゥは好きなんですけど、、

というタイミングで2曲目は堀内さんの作品、Attitude。
これがカッコよかった! シャープで幾何学的な感じの踊りで無機質というか、フォルムの格好よさが前面に出てて、「待ってました!」という感じ。

次はうって変わって叙情的なLe Reve。こちらも堀内さんの作品です。
天窓から射す光の中に女性が一人たたずんでいるところから始まって、男女の踊り、群舞と広がっていきます。
途中で照明が暖色系に変わり、踊りも暖かい感じに変わるところがあって、その切り替わるところがたまらなく好きでした。
最後はまた女性が一人たたずむところで余韻を残して終わります。

その次のPandora's Boxもまたガラっと雰囲気が変わって、今度は男女2人の情熱的な踊りです。
ダンボアという人の振り付けで、音楽はシューベルトって(プログラムに)書いてあるんだけど、今思い出すとラテンのイメージしかないw
お衣装もそんな感じだったし。

と、コンテンポラリー作品が続いたところで、一部の最後はクラシック作品。
おなじみドン・キホーテです。
加治屋さんのキトリが可愛くてカッコよかった! 以前、ローザンヌ・ガラで見たときも(チャイコで)華奢で綺麗だったんですが、キトリのほうが似合う!
明るく粋でカッコよくて愛らしくて、キトリのイメージそのものでした。


ということですよ。ハイ。

休憩を挟んで第2部は、また堀内さんの作品、La Vie。
群舞が楽しい。
ここは金沢なのに、8月も終わりに近づき秋の気配すら漂ってるのに、ここはアメリカ、今は夏の宵、と感じることができるような。
軽くて楽しくて、長いのに飽きなくて、むしろずーーーっとこの世界に居たいと思うくらい。
都さんが素敵すぎて。


大感激でした。
都さんが踊ると、バレエのテクニックを全く意識しなくなるというか、ジュリエットならジュリエットが、金平糖なら金平糖の精がいるようにしか感じられないんですよね。
今回もそうで、役を演じている訳ではないけど音楽と光と踊りそのものを見ている感じ... えーと、つまり振り付けを完璧に自分のものにしているということなんでしょうけど。

全体の雰囲気としては、昔みたアレッサンドラ・フェリの引退記念ガラに似ているような。
結構前のことなんで、ほんとに似ていたかは定かではないんですが、これがアメリカふうということなんでしょうか。
今回はガラと違って群舞も楽しめたし(群舞好きなんです)、とても楽しい公演でした。

しつこいですが、これが地元で見られるとはねー。しかも結構よいお席でした。
あ、音楽は録音だったんですが、この音質がイマイチだったのは残念でした。
本多の森ホールの設備のせい?!