読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

ホテル トラスティ、ファシーノでランチ

香林坊のトラスティでレディースランチやってるよと誘ってもらって、行ってきました。

daichiさん(@4daichi14)が投稿した写真 -


クリスマスツリーがキラキラしてました。

レディースランチは、まず、サラダとオープンサンド。

daichiさん(@4daichi14)が投稿した写真 -


パンも挟んである具もとても美味しい。

そしてお待ちかねのケーキ!

daichiさん(@4daichi14)が投稿した写真 -


これがメインです(笑)

The Nutcracker - Mariinsky Theatre Gergiev [動画]

お元気でしょうか。。
1ケ月以上更新を怠ると、勝手に広告が表示されるシステムなようで、、
とりあえず「くるみ割り人形」の動画を貼っておきます。

毎年のことですが「くるみ」を聴くと、年末っていうか、大掃除しなきゃ! という気持ちになりますね。
バレエといえば来月は金沢でも「くるみ割り人形」と「シンデレラ」の公演がありますが、行くかどうか未定。
久しぶりにシンデレラの全曲を聴きたい気持ちはありますが ^_^;

そういえば来年のローザンヌのビデオ審査の結果も発表になりました。
http://www.prixdelausanne.org/wp-content/uploads/2014/06/Results-PDL-video-selection-2015.pdf
リンク先はpdfです。ちゃんとリンク貼れたかな?

すでに年末モード... 時間が経つのは早いもんです。

宮尾登美子 「楊梅の熟れる頃」

久しぶりの更新です。
少し前になりますが、図書館で借りて読みました。
年季の入ったハードカバーは、まだ昭和の頃の第二版でした。


楊梅(やまもも)の熟れる頃 (新潮文庫)楊梅(やまもも)の熟れる頃 (新潮文庫)
(1986/03)
宮尾 登美子

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宮尾作品の魅力がぎゅっと詰まった13篇の短編集で、それぞれに土佐の風物と女性の一代記が織り込まれているという構成。
1編1篇がちょうど良い長さで読みやすいな、と思ったら、当時女性誌(「ミセス」だったかな?)で連載されたものが単行本になったみたいでした。成る程。ちょうどそんな分量だわ。

美しい文体はもちろん、運命に翻弄されながらもしっかりと生き抜く女性の姿、土佐の風物と、今までに読んできた宮尾作品と相まって、イメージがどんどん膨らみます。
「櫂」の冒頭に出てきたやまもも売り、「陽暉楼」の梅の鉢、慣れない農家の暮らしは「仁淀川」...

文庫はもう絶版なのでしょうか。1冊手元に置いておきたいのですが、、

千葉望 「陰暦暮らし」

著者の千葉望さんはNHK「ラジオビタミン」の陰暦ストの人です。
図書館で見つけて借りてきたのですが、「天文学」の棚にありましたよ。
先日「天地明察」を読んだところなので、意味は分かるんですが、本書は内容的に天文学でもないような... ^_^;


陰暦暮らし陰暦暮らし
(2007/06/21)
千葉望

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元々国語が好きなので、iPhoneにも陰暦アプリ入れてるくらいなんですが、この本を読みながら、ますます陰暦が気になるようになりました。

陰暦で考えるとしっくりくるもの... 茶道、着物、古典とか歌舞伎とか、田舎の暮らし、伝統的な年中行事。
全部全部私が興味ある分野、少ーしかじったことのある分野についてのお話だったので、すごく興味深いし読んでいて楽しい1冊でした。
楽しかったし、まだまだ知らないことが多くて、これから知ってゆく楽しみも増えました。
着物とか古典とかね。

ところで陰暦の世界では、大晦日には絶対に月は見えないし、ひな祭りは必ず三日月だし、七夕の月は暗くなる頃には西に傾いていないといけません。(一応補足すると月の満ち欠けに基づいた暦だから)
と考えると、陰暦ってすごく合理的だし、花鳥風月の中の「月」の存在感が増すし、「定型の美」みたいなものまで感じられます。
日本人の美意識って奥が深いです。

ところで本書は2005年から2006年に執筆されたエッセイなのですが、本の中の世界では東日本大震災も起こっておらず、中村勘三郎さんもご活躍中。
なんというか、パラレルワールドにでも迷い込んだような不思議な感覚でした。2005年の世界が愛おしく羨ましく見えたよ。

冲方 丁 「天地明察」

先日の東京への行き帰り、前から読みたかった冲方 丁さんの「天地明察」を読みました。

天地明察(上) (角川文庫)天地明察(上) (角川文庫)
(2012/05/18)
冲方

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天地明察(下) (角川文庫)天地明察(下) (角川文庫)
(2012/05/18)
冲方

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江戸時代の初めに行われた改暦の大事業に挑んだ、碁打ちであり数学者であり天文学者でもあった渋川春海の奮闘を描いた小説です。
太陰暦(旧暦)には以前から個人的に親しみを感じていて、今日は旧暦では何月何日かなー、って見たりしていたんですが、旧暦って天体の運行とすごく密接で神秘的なんですよね。

その太陰暦の神秘に挑んだ春海の人物像がとても魅力的。
まー、何といってもやたらと涙腺の弱い主人公です ^ ^;
数学(算術)とか天文とかの自然の理の中での自己の立ち位置が直感的に分かっているというか、謙虚でありつつ強気で挑んでいくところは応援したくなります。
映画化されて、V6の岡田准一さんが春海の役を演じられたそうですが、子犬のようにキラキラしてて、涼やかで知的で、情熱を秘めた目元が春海のイメージにぴったりです。

映画化といえば、岡田さん以外のキャストは読了してから調べたんですが、すごく原作のイメージにはまっていますね。
特に市川猿之助関孝和とか!
他にも幸四郎さんとか染五郎さんとか、歌舞伎役者さんが出てらっしゃるし、映画のほうも見たくなりました。

夏祭浪花鑑(幕見)

甥&姪に会いに行ってきました。
せっかくの上京なので、思い切って歌舞伎座に!

まあ、直前まで日程が決まらなかったので、一幕見席(当日券)で見るしかない訳ですが。
朝、7時10分のはくたかで金沢を出て、東銀座の歌舞伎座に着いたのは発売直前の11時半すぎ。
立ち見でしたが、何とかチケットを買えました。
思えば初めて歌舞伎を観たのも歌舞伎座の幕見でした。
先代歌舞伎座のさよなら公演で、納涼歌舞伎の真景累ヶ淵

さて、そのとき以来の歌舞伎座で、またまた幕見。
以前の幕見席はバックステージっぽい感じがワクワクしましたが、新しい歌舞伎座の幕見席は3階席の続きみたいで快適快適。
とはいえ、やはり真上から見下ろす感じで、役者さんのお顔はほとんど見えませんが、、

夏祭浪花鑑。

「三婦内」の玉三郎様、美しかった! というのは嘘で遠すぎてお顔はほとんど判別つかなかったんですけど、客席の一番後ろにいても圧倒される存在感! こういう格好いい女性を演じる玉三郎さんは最高です。
顔に火箸? をあてる場面で、客席すべての空気がお辰(玉三郎さん)にガッと集中するのが(幕見席からだと)すっかり見渡せて、ほんとにどきどきしました。

「長町裏」は以前、平成中村座の公演の様子をテレビで見たことがあり、ヌラヌラした殺しの場面が怖いのに目が離せなくて、強く印象に残っています。
だからか、中車さん演じる義平次が舞台上に姿を見せた時から嫌な予感しかしない。

なのに、何故?! 客席からはちょいちょい笑いが起こってるんですけど。
いやね、義平次が団七(海老蔵さん)を挑発するところで、笑いを取りにいってる場面もありましたよ。
でも、本当は義父を殺したくない団七の葛藤とか、義平次の不吉な感じとか、息苦しくなるような祭り囃子とか、生暖かい血のヌメヌメした感じすら伝わってくるような泥場で、あるいは全てが終わった後、団七が深い後悔と哀しみに苛まれている場面で、な ん で 笑 う 人 が い る の 。
役者さんの力量不足なのか、たまたま客層が悪かったのか(そういえばすごく下手な大向こうさんがいました)、作品の世界にどっぷり浸かれないなんて残念ですよ。

もしかしたら日本人にありがちな愛想笑いだったのかな...。よく分からないから笑ってごまかす的な。
もっと圧倒的な夏祭浪花鑑だったらよかったのかな。

屋根上での捕り物。
これは幕見席で見るのが正解かも。
舞台上の全ての役者さんの動きを俯瞰できて、アクロバティックな捕り物の場面を十分に楽しめました。
無理矢理ダンスに例えるなら、群舞を見るような楽しさがありました。


今回は後半しか見られなかったけど、またちゃんと見たいな。
勘三郎さんの平成中村座では見られなかったけど、いつか勘九郎さんで演ってほしいです。

テレビ用ワイヤレススピーカー

テレビの音声が手元から聞こえるスピーカーを実家の祖母にプレゼントしました。

IMG_1468.jpg

TDK LoR テレビの音声が手元でくっきり聞こえる 2.4GHz デジタル ワイヤレス ステレオ スピーカーシステム ブラック SP-TV24WA-BK

90歳になる祖母は今でも元気いっぱいですが、少しずつ耳が遠くなってきたようで、テレビを見る時はいつもすごい大音量。
というか爆音。
それでも聞き取りにくいのか、室内で誰かが話してるとさらに音量UP。
小さい子たちが難聴にでもなったら困るし、実家に帰るとよくテレビの音量をめぐる駆け引きが繰り広げられてました。

ということで、ワイヤレススピーカーを買ってみました。

実家のAQUOSにつないで、さっそく試してみると、スピーカーのほうの音量を上げてても、少し離れると静かなもんです。
小型だから場所も取らないし。
90歳の祖母でもすぐに使い方をマスターできる分かりやすさもイイ!
これで我が家のテレビの音量が37から18になったよ。

この前、また実家に行ったら、居間に他の人がいないときでもそのスピーカーを使ってくれててたので、直でテレビの音を聞くよりも聞きやすいんでしょうね。ヨカッタヨカッタ。