前田家伝来雛人形雛道具特別展 (成巽閣)
兼六園内にある成巽閣へ雛人形・雛道具展を見に行ってきました。
私の知る限り、ここ数年毎年ひな祭りを挟んで展示されるようです。
私は昨年に続いて2度目です。
昨年いたく感動したので、今年は主人にも見せたいと思い誘っていたのですが、当日は主人の体調不良により私ひとりで出かけました。
何が素晴らしいって、由緒正しい雛人形もそうなんですが、小さな小さな雛道具を眺めるのが楽しいんです。
1センチにも満たない小さなお道具にも、しっかり蒔絵が施してあるんですよ。
お揃いの文様は「梨子地梅鉢紋唐草蒔絵」とありました。
それから、またまた1センチほどのギヤマンのグラスがあったり、お味噌汁のしじみほどの小さな貝合わせの貝に、姫君と2人の公達が描かれていたり、日本人って、つくづく手先が器用だなあーっと。
しかも身の回りの生活用具のほとんどすべてがミニチュアの雛道具となって展示されているのですから、眺めながら当時の姫君の生活を想像して楽しむこともできます。
眉を整えるためのお道具とか、お化粧道具、髪結いの道具、茶道・香道のお道具などなど。
もちろん、成巽閣の建物やお庭も好きです。
障子の腰板にタンポポや土筆、菫の絵が描いてあったり、ギヤマンに小鳥の絵が描いてあるのを眺めたり、お庭の遣水の音を聞いたり。
2階の書見の間でぱっと目を引くウルトラマリンブルーの天井もお気に入りです。
詳しくは
成巽閣のホームページ:http://www.seisonkaku.com/index.html