読んだり食べたりした記録

旧ブログ「おやつ、読書・・・ときどきバレエのこと。」

蓑豊 「超・美術館革命」

開館して5年、すっかり金沢市の新しい顔として定着した21世紀美術館の初代館長であり、現・名誉館長である蓑氏の本を読みました。
金沢21世紀美術館の成功のヒミツが満載です。


超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21)超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21)
(2007/05)
蓑 豊

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美術館は市民の応接間である
展覧会だけでなく、パフォーマンスなどの催しがあれば、何度も足を運んでもらえる
天気がいいから行ってこよう、と気軽に訪れることができる

・・・私のことですか??
蓑館長の思うツボになっています。。
ちなみに美術館内のカフェで時間つぶししながら読んでいました。。

知らなかったのは学芸員(キュレーター)さんたちの仕事ぶり。
美術品を研究するアカデミックな雰囲気の仕事だとぼんやり思っていましたが、世界中を飛び回り、いろんな人と交渉し、子供たちを含む来館者たちには分かりやすく解説し、、その仕事は多岐にわたるものです。
しかも美術品の購入となったら巨額のお金が動きます。
すごくたいへんそうな仕事ですが、学芸員さんってかっこいい!って思いました。

そのほか、日本の美術館のありかたや教育のありかたへの鋭く厳しい提言も。


金沢21世紀美術館(まるびぃ)